4日目となりました。
海外で起業することは、国内で起業するよりも、心・技・体が問われますとお話しいたしました。
MBAの時に、SANYO EUROPEやトヨタ、コマツなどの大手企業の海外進出についてケーススタディを行いました。
当時の日本企業における慣習であったCentralization(中央集権)が問題の多くを発生させ、欧州企業によくみられるDe-centralizationが望まれる、という様な分析がなされました。
これに当てはめると、今回の当社の欧州進出事業において、規模は全く違いますが、Decentralizationがなされていません。
もちろん、僕自身が現地に毎月来て、決定していますが、現地のマネージャーは自分ごとでは無くなってしまいます。
この点で、躓きの要因が一つありました。
離れていると心配なんです!!ちゃんとやってるかなーって!!
中央集権に陥る理由、めっちゃわかりました。
次に、グルノーブルフット時代では、現地とオーナーである日本企業のコミュニケーションが上手くいっていませんでした。
当初は、親会社からの出向者はおらず、運営を現地に任せていたので、Decentralization出来ていたと思います。
ただ、僕が赴任したあたりからは、コントロールを強めたい、という親会社の意思が働いて、現地スタッフ、現地行政、現地住民との距離が出来てしまったと思います。
なぜコントロールを強めたかというと、ファイナンスと資金繰りが理由でした。
海外では、日本と同じ様に銀行から調達できません。できても、利息も非常に高くなります。
ファイナンスも、事業の躓きになる、大きな要因の一つです。
起業4日目も、非常にシビアな内容となりました。
みなさま、今日も良い1日を!
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